PowerShell cd (change directory)のあれこれ
コマンドの基本である cd (change directory)
よく利用するものでありますが、これのいろいろなことを書き留めとこうと思います。
現状のディレクトリから移動するコマンド「cd」
まずは一般的な使い方。
cdコマンドにスぺースをつけて、移動させたいディレクトリを入力することで指定したディレクトリへ移動することができます。
この指定方式は絶対パス、相対パスどちらも指定可能なので、その時に応じて使い分けてもらえればいいかと思います。
cd c:\***\***
cd ***
次にディレクトリパスの最初まで戻る方法。
cd \
次に現在のユーザのホームディレクトリに移動する方法。
cd ~
次に1つ上のディレクトリへ移動する方法。
cd ../
次に2つ上のディレクトリへ移動する方法。
cd ../../
cdと直接は関係ないのですが、指定するディレクトリ名にスペースが入っている場合にはパス全体をシングルクォート「'」で囲んでやる必要があります。
■ダメな例
cd C:\でぃれくとり スペースあり
■デキる例
cd 'C:\でぃれくとり スペースあり'
たまーにこういうところで引っかかってしまうんですよね。
気づけば直せるんですが、まさかスペースがあると思わず普通に操作しようと思ったら止まって何事!?みたいな。。。
cdをコマンドレットで表すとSet-Locationになるので先ほど上で紹介したものはSet-Locationでも同様のことができます。
正式に書くと、オプションの「Path」をつけた
Set-Location -Path c:\***\***
という風に書くのですが、「Path」は省略可能とのことで次のように書けます。
Set-Location c:\***\***
Set-Location ***
次にディレクトリパスの最初まで戻る方法。
Set-Location \
次に現在のユーザのホームディレクトリに移動する方法。
Set-Location ~
次に1つ上のディレクトリへ移動する方法。
Set-Location ../
次に2つ上のディレクトリへ移動する方法。
Set-Location ../../
スクリプトファイルで残す場合にはコマンドレットであるSet-Locationで作ってあげたほうが見栄えがいい気がしますね。
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